設備資金

 続いて設備資金についてですが、こちらは運転資金に比べてイメージしやすいかと思います。

設備資金とは、商品仕入以外の通常の営業活動や販売活動そのもの以外で物を購入するためや契約などのためにスポットで発生する長期的、固定的な資金のことです。具体的には、例えば事業を新しく始めるのであれば、建物、内装工事、事務所備品、営業車などといった事業を行う上での設備投資に係る資金です。

 

これらは、通常の営業活動において恒常的に発生する短期的な収支のズレである運転資金とは違い、一時的なものではなく、対象物の長期的な使用や契約に際して発生するため長期的であり固定的な資金であるのです。

 

また、上記のような目に見える資産だけでなく、不動産契約の際の敷金や保証金、広告宣伝ようのホームページ制作費といったような無形物も設備資金の対象となります。