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銀行のビジネスモデルと融資①

孫子の兵法に出てくる有名な一節に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。これを本テーマに沿って捉えると、銀行のビジネスモデルや融資の仕組み、銀行がどう考えているのかを理解し、また財務諸表や決算書、経営計画書によって自社の方向性やポジショニングをしっかり把握することで、円滑な借り入れが実現できると言えるかもしれませんね。ちなみに、言葉の綾であって「銀行=敵」ではなく、本来は良きビジネスパートナーであるべきなので、くれぐれも戦わないでください。

そこで簡単にですが銀行のビジネスモデルや融資の仕組みについてお話していこうと思います。

皆様ご存知の通り、銀行は預金として皆様のお金を預かり、見返りとして利息を払います。そして受け入れた預金の大部分を融資として企業や個人に貸し出すことで、見返りとして利息を徴収します。よって「貸出利息-預金利息」がいわゆる利ザヤであり銀行の本業として収益の柱を担っています。また残りは有価証券で運用したり、預金の払い戻しに備えて現金で保有したりしています。

昨今はマイナス金利など、超低金利の影響により銀行の本業である利ザヤ部分が小さくなってきているため、投資信託や保険販売、クレジットカードビジネスなどの手数料ビジネスにもかなり力を入れてきています。

また、総合取引と称して融資先にも様々な商品の営業を行うことにも力を入れています。ちなみに、融資の可否をちらつかせながら投資信託や保険の契約を迫ることは、優越的地位の濫用にあたり禁止されています。現在ではそのようなあからさまな販売はなくなり、融資先に対する営業そのものの一定の自主制限を設けているなど改善はされてきていますが、中には強引に営業したり、逆に銀行員にそのつもりはなくても融資を受けたいという経営者の心情から、個人資産で不要な金融商品を買ってしまうというケースもあるようです。

 

話はそれましたが、一方で収益率は悪化しているとしても融資業務は銀行の大黒柱であります。では銀行がどのような観点から融資を行い、どのように管理しているかを次の記事で、お話してしていきます。