医療機器等は購入がよいかリースがよいか
クリニックの開業にあたり、医療機器などは高額であるため、通常、設備資金として借入れを行って購入するか、リースにより調達するかを検討することが多いかと思います。
どちらが有利か、ということはよく話題になりますが、以下のような特徴、メリット・デメリットがあります。
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購入 | リース | |
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所有権 | 購入者 | リース会社 |
事務負担 | 購入、保険、廃棄等の手続が煩雑 | 事務負担は軽い |
借入れの枠 | 借入れの枠が減る | 借入の枠は温存される |
納税手続 | 購入者が行う | リース会社が行う |
耐用年数到来までの総支払額 | リース会社の利益が上乗せされるため、リースと比較すると若干安い | 購入と比較すると若干高い |
借入金完済後、リース期間終了後 | 購入者の所有物なので使用し続けることができる | 再リース料を支払わなければ使用し続けることができない |
担保 | 必要な場合がある | 不要 |
まとめると、リース会社への手数料を払うことにより、物件の管理が楽になるというのがリース取引になります。
それ以外の考慮事項としては、技術革新が激しく、耐用年数到来時に買い替えることが前提となっているか否かがです。そのような医療機器はリースの方が一般的に有利です。
以上を総合的に検討し、購入かリースかを判断することになります。